あきらめないで!膵臓がん
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膵臓がんの診断


<画像検査>
基本的に膵臓がんは周囲との境界が不明瞭です。そのため、他のがんと比較して各種画像検査いずれにおいても描出困難な疾患といえます。

超音波検査
超音波診断装置を使用する検査です。非侵襲的であるため何回でも繰り返して行うことが出来ます。2cm以上のがんでは発見の可能性が高くなります。小さくても主膵管拡張をきたすことがあるので、これに注意して2cm以下の膵臓がんをみつけることも可能です。

CT検査
CT検査(CTスキャン)はX線検査です。いろいろな角度から体内の詳細な画像を連続的に撮影し、コンピュータで 非常に鮮明な画像を得ることができます。造影剤を用いると精度が上昇し、ときに超音波検査でみのがされた病変を発見できることがあります。診断上、最も有用な検査といえます。

MRI(MRCP)検査
MRCP検査は核磁気共鳴画像(MRI)を応用した検査で、超音波検査同様、X線の被爆がないことが利点になります。MRCP検査は、胆道と膵管像を三次元構築した画像で、かつて内視鏡下に行っていた胆管と膵管の造影(ERCP)を非侵襲的に行うことができ、膵胆管領域疾患の診断に欠かせないものとなっています。狭窄や閉塞などが描出されます。

ERCP検査
内視鏡的逆行性胆管膵管造影です。内視鏡を十二指腸まで挿入して胆管と膵管の共通の出口である十二指腸乳頭に細い管を差し込み、胆管と膵管に造影剤を入れてX線撮影する検査です。 MRCP検査よりも鮮明な画像を得ることができる一方で、合併症の可能性多く、技術的にも難しい検査であることから、現在では、精密検査の位置づけになります。膵液や胆汁を直接採取することで、細胞診や、遺伝子異常の検索も可能です。

血管造影検査
血管造影検査は、動脈からカテーテルを挿入して造影剤を注入し、膵臓およびその周囲の血管を映しだす検査です。血管の走行が確認でき、血管への影響をみることでがんの広がりを把握することができます。近年、CTやMRIで血管内に流れる造影剤を三次元構築することでも血管造影にちかい画像をえることができるようになっています。

PET検査
がんは代謝が盛んなので、それを周囲との比較で際だたせることで画像を得ることができます。時に転移病変の存在診断に威力を発揮しますが、まだ、標準的な検査といえるまでには普及していません。



<血液検査;腫瘍マーカー>
がんが進行してから上昇することが多く、早期発見にはあまり役立ちません。進行時に正常なこともあります。

CA19-9
膵臓がん、胆道がんを始め、各種消化器がん患者血中に高頻度かつ高濃度に検出されます。優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、最もよく測定される腫瘍マーカーの一つです。ただし、黄疸がみられる場合には軒並み上昇してしまい評価困難となります。

CEA
胃がん、大腸がんをはじめとする消化器がん、膵臓がん、肺がんなどのさまざまな臓器由来のがんに幅広く出現します。優れた腫瘍マーカーとしてその臨床的評価が確立しており、CA19-9とならび、最もよく測定される腫瘍マーカーの一つです。その診断補助および術後・治療後の経過観察の指標として、有用性が広く認められています。

Dupan-2 
膵臓がんにはとりわけ高い陽性率を示し、診断補助に有用です。また、術後・治療後の経過観察に有用な指標とされます。




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